ゴキブリの死とどう向き合うべきか

日に日に暖かくなりゴキブリたちも快適に過ごせるようになってきたが、
最近は死んだゴキブリをよく見つける。
成虫ばかりなので寒くて死んでいるのではなく、寿命で死んでいるのだろう。
毎晩寝る前、餌をやるついでに死体があったら除去しているが、
中にはひっくり返っているもののかろうじて触覚を動かしてまだ生きているものもいる。
その度に吾輩はどうしてあげるのが一番よいのだろうかと悩むのだ。

とりあえずひっくり返っているのはかわいそうなので元に戻してはあげるのだが、
死を前にした虫というものはどんな気持ちで過ごしているのだろうか。
苦しみの中もだえているのであればいっそひと思いに殺して楽にしてあげたいと思うのだが、
どうも見た感じ、彼らが寿命で死ぬときは焚き火の火が徐々に消えていくかのように、
ゆっくりと穏やかに命の灯火が消えていくようなのだ。
あくまで自分の見た感じの感想だが。
本当は苦しい可能性もあるが、のたうちまわったりする老齢の個体はいないし、
虫は動物に比べて神経がシンプルなのであまり複雑な感覚は持ち合わせていないかもしれない。

とりあえず吾輩は、あとは死をただ待つのみとなったゴキブリを起こし、
息を引き取るまでそのままにしておく。
周りには、自分の子を含め今まで一緒に暮らしてきた家族が多くいるし、
こんなに数が増えて繁栄した自分の種を眺めて死ねば、
一匹の虫として悔いはないように思う。

自分が生きている間にやるべきことは全てやった。一族がこんなにも増えて元気に暮らしている。
何も思い残すことはない。
そんなスッキリとした、穏やかな気持ちで幸せに死んでくれたら、育てている自分としては嬉しいものだ。

話は少し変わるが、昆虫ゼリーカッターを買ったー。(激うまギャグ)
ゼリーは毎日交換しないと幼虫が溺れて死ぬ事故が起きるので、食べ残しが多くても捨てていたが、これを使えば1日でほとんど食べきれるサイズになる上、幼虫が溺れる事故もなくなった。一石二鳥。
餌代が事実上半額になってマジで嬉しい。

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