初心者はどのように英語を勉強すべきか

さんざん「こんな勉強のしかたしてるからダメなんだ!」と騒いできましたが、今回は、初心者が英語をマスターするための手順を紹介します。

結論から言うと

まず英語の文法書を買う

日本人の先生を探す

一緒に文法書を1冊終わらせる

Lang8で作文の練習

英会話教室へGO!

これが超絶完成された手法 特許を出したいくらいだ


①英語の文法書を買います

自分は高校の時に学校で買わされたForestという文法書を使いました。当時はForestが文法書の代名詞でしたが、聞いた話によると今は違う文法書がメジャーらしいです。名前は知らんので自分で調べてみてください。そもそも文法書に差なんてレイアウトくらいしかないので、見た感じ気に入ったのを選べばいいと思います。

 

②日本人の先生を探す

なぜ日本人の先生がいいのかというと、まずわからないことを納得がいくまで日本語で説明してくれるからです。日本語で質問できるし、それに対する答えも日本語なので、質問したけど答えがわからなかったとか、英語でどう質問していいかわからなくて聞けなかったという状況を防げます。さらに英語学習者として先輩ですので、躓きやすいところやコツなども教えてもらえます。
もうひとつ大きな理由として、ネイティブには文法がまともに説明できないというものがあります。「英語の先生をやってるくらいだから、ちゃんと文法くらい説明できるだろ」と思うかもしれませんが、それは夢を見すぎです。前述の理由から、まず日本語がペラペラなのは前提条件で、さらに英語を外国人向けに教えるノウハウを熟知しているような大学教授みたいな高スペックな人が、そこらへんで安月給をもらって英会話の先生をしているわけがありません。そもそもネイティブというのは、外国人が勉強をするように勉強をして身につけたわけではありません。あなたがたとえば外国人に、「大きな」は何形容詞ですか?と聞かれて答えられないのと同じように、米英のネイティブに英文法を質問しても答えられません。ちなみに「大きな」はそもそも形容詞ではなく、連体詞です。そういった理由から私は日本人の先生をまずみつけることをおすすめします。

 

③日本人の先生と文法書を1冊終わらせる

日本人の先生をみつけたら、一緒に文法書をハイペースで1冊終わらせましょう。このときに内容を100%理解することは無理ですし、する必要もありません。重要なのは一通りやることなので、全部理解してから次のページに行こう、という考えはやめましょう。できれば1~2ヶ月で終わらせるつもりのスピードがいいです。なぜスピードが重要なのかというと、時間をかけてやると最初の方に学習した文法を忘れてしまうからです。この段階で重要なのは、英語の文法にはどのようなものがあるのかを知ることですので、みっちりやる必要はありません。というよりやらないほうがいいです。少なくとも文法書に半年かかったらそれは遅すぎです。あらかじめ先生と話し合ってペース配分を考えておきましょう。文法書を進めると同時に、文法書付属のCDで例文を適当に聞いてみましょう。

 

④Lang8で作文をする

文法書が終わったら、作文の練習を始めます。ネイティブに添削してもらえるLang8というウェブサイトが無料なのでおすすめです。日記でも世間話でもなんでもいいので、ある程度の量を作文して、投稿します。一晩待つと添削してもらえてるはずなので、その添削結果と自分のオリジナルの文を印刷して、日本人の先生のところに持って行きましょう。先生と一緒に自分の作文で間違った文法や言い回しを見直して、文法書で該当する文法のページを開いてもう一度その文法を見直して、理解できるまで先生に質問しましょう。
Lang8に投稿する時の注意点としては、まず日本語で書きたいことをまとめてから、それを英訳するということです。初心者のうちは、初っ端から英語で書き始めようとすると、無意識に自分の英語力で書けることしか書かなくなってしまいます。それでは練習にならないので、あなたが日本語でまず思いつくままに最後まで書いて、それを英訳して投稿しましょう。もちろん、書いてて躓いたら、辞書を引き、文法書を開いて、なんとか形にしてください。この一文は英語でどう表現したらいいかわからなかったから飛ばすといった逃げ行為はダメです。あがいてください。添削されたテキストは音読して、使った単語は暗記しましょう。
これを1~2ヶ月くらい続けると、終わる頃には言いたいことはそれなりに自由に書けるようになっているはずです。2ヶ月くらいたったら、英語の先生とはさよならしましょう。

 

英会話教室に行く

作文がそれなりにできるようになったので、あとはそのスピードをつけるだけです。英会話教室でネイティブと練習しましょう。もちろん日本語ができるネイティブが望ましいです。最初は瞬時に作文することがむずかしいと感じるはずです。さらにネイティブの発音がわかりにくい。自分の発音も通じないかもしれません。でも安心してください。みんなが通る道です。あなただけがなかなか話せないわけではありません。先生もそれを知っていますし、それを恥ずかしがる必要はありません。だってそのために英会話教室に高い金払って通うんですから。そもそも作文スピードというのはある日突然はやくなるものではなく、0.1秒はやくなって、また一ヶ月して0.1秒さらにはやくなって…というように徐々にはやくなるものです。こればかりは時間が必要ですが、この時点であなたはもう英文法は頭に入って作文も時間をかければ自由にできるわけですから、練習をするうちに必ず瞬時に作文ができるようになります。根気強くがんばりましょう。