食品衛生責任者と甲種防火管理者

の資格を取りました。
講習に参加すればチンパンジーでももらえるしょうもない資格です。
これらの資格を取った理由は特にないんですが、
なんとなく毎年ひとつは何かしら資格を取っておきたいというよくわからない個人的なモットーと、
外食で散財しまくって「自分の飲食店あればそこで暴飲暴食できるのでは?」と安易に考えたからです。
今現在、飲食店を開業する予定は特にありません。金がない。

自分が受けたときは、
どちらの資格とも試験は行われませんでした。
食品衛生責任者は人前で話慣れていない老人の糞つまらない講習を一日聞くという拷問を耐え抜けばもらえます。
遅刻したらだめなはずなのによくわからないインド人みたいな外人はお昼くらいに登場して講習を受けて資格をもらってました。
なんでだろうね。
多分8割くらいの人が寝てました。
講習の内容も中学生で理解できるようなレベルで、
うんちしたら手を洗いましょうとか、アルコールは万能じゃねえぞとか、加熱すれば常に無毒化できるわけじゃないといった
普通の大人ならあたりまえに知っているであろうことを延々と説明されました。
講義を担当したおじいさんが話にちらほらと自分のキャリアの自慢をちりばめてきてうざかったです。
茨城県で受けたからかもしれないんですけど日本語が聞き取りづらいのもあってかなり精神的に苦しかったです。

甲種防火管理者は、なんと食品衛生責任者のような拷問が2日にわたって行われます。
ただこちらの内容は意外にためになることもちらほらありました。
とは言え9割5分つまらないんですけどね。
過去に起きた火災から学ぶべき教訓や、消火栓をはじめとする消火設備の使い方は
いざという時パニックにならずにすみますし、
防災意識が確実に変わりました。
もともと部屋で水たばこを吸うこともあって、だーすけさんの動画を教訓に消火器を部屋に設置しているのですが、
自分だけでなく家族や知人・大切な人々の家などで火災感知器が設置してあるかや消火栓の使用期限をチェックするようになりました。
2日目は消火栓の実習等のため午後から外で講習が行われたのでそれほど苦痛じゃなかったです。1日目は地獄だぞ
あとなぜか救急救命にかこつけて熱中症や歯が折れた場合の対処法をはじめ、
病気についての講義もありましたが、これは防火管理者の範疇から外れているのではないかと感じました。
たしかに周知しておくべき対処方法ですが防火管理者という名目で行っている講習には不適切かと思います。
でも教科書に載ってない内容だったから指定された講習時間を稼ぐための消防署の独断で行われていたのかもしれないです。
二日の講義を終えると確認テストが配られますが各自で答え合わせなので0点でも資格がもらえます。
テスト中教科書見てオッケーなので難易度も糞もないんですけどね。
人に教えるということに慣れてない人ががんばって作った試験なのでなんか問題がわかりにくかったり、
ひたすら長文を教科書から抜粋させられたりで教えてる側の練度の低さをひしひしと感じてかわいかったです。
彼らは消防署員で講師ではないのであたりまえなのですが。

つまらない講義をボーッと座って我慢しているという体験は大学以来で、
なつかしい感じがしました。
人生の貴重な1日を無駄にすれば食品衛生責任者
2日を犠牲にすれば甲種防火管理者がゲットできます。
履歴書に自動車運転免許しか書くことがなくてさみしい感じがする大学生にはおすすめです(適当)。