JJエイブラムスと戸田奈津子がお送りするミッションインポッシブル・フォールアウト

ネタバレのようなものがあるかもしれないけど
この映画は内容が皆無のネタバレされても安心設計

・JJエイブラムスって誰
テレビドラマや映画の脚本とか監督・制作してる人
ミッションインポッシブル3以降シリーズに関わっていて
今回のフォールアウトでは制作のひとり
主な実績はテレビドラマ「LOST」の脚本を担当し
シーズン1で打ち切りさせる
スターウォーズ7以降の監督したり制作総指揮したり脚本書いたりして
スターウォーズファンから怒られた

以下、フォールアウトの感想

・頭が悪すぎる味方陣営その1
味方3人で核を確保した
でも味方の1人が敵に捕まった
残りの味方は2人いるのに2人とも核を地面に放置して
なぜかその場を離れて銃撃戦するぜ!
戻ってきたら核が盗まれてた

・頭が悪すぎる味方陣営その2
味方2人で敵を気絶させてトイレの個室に押し込んだ
ドアの下の隙間から個室に男3人いるのに気づいた関係ない酔っ払いが
個室のドアを叩いてからかう
もちろん鍵がかかっているから開かないが
2人ともなぜか不安な顔をしてドアをずっと見つめてるせいで
敵の意識が戻ったことに気づかない
意識の戻った敵にボコられる
注意力なさすぎないかこいつら
イーサン陣営はみんなADHD?

・肉弾戦が弱すぎる味方陣営その1
トイレでの戦闘中味方2人vs敵の手下1人でボコボコに負ける
3人目の仲間が遅れて登場し銃で奇襲してやっと勝つ
百戦錬磨のスパイ・イーサンと背の高いCIAエージェントが2人がかりで挑んで
敵に負けるって敵の無名キャラ強すぎでしょ

・肉弾戦が弱すぎる味方陣営その2
逮捕されてずっと牢屋にいたはずのおじいちゃんに
現役バリバリのMI6エージェントのおねーさんが肉弾戦挑むも余裕で敗北
その後駆けつけたベンジーも瞬殺される

・時間がないのに元奥さんとイーサンが駄弁る
敵の核爆弾のスイッチが入れられちまう!という時に
元奥さんと再会したイーサンは井戸端会議を始める
ここでもうちょっと早くおしゃべりを切り上げていたら
爆弾のスイッチを持った敵のヘリコプターが離陸する前に間に合った
世界の危機にのんびりおしゃべりとは007もびっくり

・いつも通り
売れ始めた人をゲスト役に抜擢
殴り合う、高いところを走る、カーチェイスする、最後に爆弾を解除して終わりという
いつものミッションインポッシブル
ずっとアクションシーンで中身がないから終わった後に印象に残らないし
もう一度見たいとも思わない
ただ派手なアクションシーンをずっと見てたい中学生や高校生におすすめ

以下、戸田奈津子の訳の感想

敵のソロモン・レーンがよく言っていた
The greater the suffering, the greater the peace
(苦痛が大きいほど平和も大きくなる)というセリフ
これはこいつがなぜ世界を混乱に陥れるような大規模なテロを起こすのかを説明した、
彼の信念とか行動原理を表す台詞。

戸田奈津子の字幕ではなぜか「苦痛が先、平和は後」(うろ覚え)と訳されていた。
これではこいつがなぜテロを起こすのかの説明になってないし
意味もよくわからない。
多分見てた観客は「なんで苦痛が先なの?」という疑問が浮かぶ。
原文では先とか後とかの話は一切してない。
なぜこのように訳す意味があったのかが甚だ不明だが

戸田奈津子の訳はいつも理由が不明だから普通だ。
さすがにこんな中学生でもわかるような構文、知らないわけがないし
わざとやってんだろうな。
字幕で厚かましくも自分の存在アピールしていくスタイルは御年80を超えても
変わらない。最後まで欲まみれで飛ぶ鳥跡を濁すのである。

これは007スカイフォールを見たときにうすうす気づいていたんだけど
戸田奈津子は軍人が使う「Man down」の意味を知らないような気がする
戦争ゲームをやる人はみんなわかっていると思うが
”Man down !" とは「負傷者発生」という意味
味方が被弾した等の理由で行動不能になりましたという情報を
味方と共有するときに言う。
007の時はボンドが胸を撃たれて川に落ちていくときに
マニーペニーが「エージェント、負傷しました(戦闘不能です)」という意味で
Agent down. と無線で報告するシーン、
戸田奈津子は「エージェント、落下しました」と翻訳していた
いや確かに川に落ちてるけどそのdownは落下してるって意味じゃねえだろ
訳がアホ過ぎてその字幕を映画館で見た瞬間に
「これ翻訳したの戸田奈津子だな」と自分はわかった
今回もベンジーが味方がナイフで刺されて倒れているのを発見して
”Man down!”と叫ぶ台詞を
「刺されてる!」と訳したのでまぁ間違いとは言えない範囲か…と思うが
それだと軍人のセリフっていうよりは道ばたで刺されてる人を見つけた女子高生みたい
映画の雰囲気を字幕でぶちこわすのは戸田奈津子の得意技なので
今回ものびのびと糞翻訳をかましているというわけ
おばあちゃんだからそういう軍事用語とかがわからないのはまぁしかたないかもしれないけど
よくわからない表現の意味を調べないで独自の解釈で訳すのはプロとしてどうなんだ

ほかにも字幕は覚えてないけど out of blue の訳がすごいおかしなことわざに
なってたような記憶がある
変な訳盛りだくさんで覚えきれない

戸田奈津子の悪行とか字幕業界の闇とかはすでにネット上に
おもしろいサイトがいくつもあるのでそちらを読んでみてくれ
読み応えあっておもしろいぞ

おすすめリンク
戸田奈津子 - 中つ国Wiki
『ロード・オブ・ザ・リング』字幕問題について - 中つ国放浪記