Re:CREATORSを見た


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軍服の姫君かわいい

Amazonプライムビデオはアニメがあんまりないから
仕方なく興味のないアニメも見る

ひとことでいうとまぁまぁおもしろい校長先生の話

見る価値ある?って聞かれたら
多分ない
最初の2話はおもしろい

最大の問題は普通の男子高校生?の
主人公に共感できないところ
っていうかこいつが主人公であってるよね?

主人公が「メガネの女は自分が殺した」って言うけど殺した原因の1mmにもなってない
っていうかメガネと1回しか会ったことないよね?
1回しか会ったことがないネットでの知り合いと
なんか馬が合わないなと感じ始め
連絡を無視したらたまたまそいつが自殺して
「ひどいことをした」ってそれは…
既読無視なんて日常茶飯事だろ
そもそも自分が無視したせいで相手が死んだわけでもない
ネットで叩かれてぼっちが勝手に死んだだけで
たまたま1回会った自分がそいつの連絡を無視して
自分が殺したんだああああああは
ちょっとわからないですね…

とりあえずこいつがずっとうじうじしててうざい
うざさが童貞っぽいんじゃなくて女々しいから笑えもしない
ずっとふにふに言っててようやく勇気を出して
みんなにその一連の出来事を伝えると
周りの大勢の人は
「よく告白しましたねえらい」みたいな空気
いやつっこめよ
原因こいつじゃねえじゃん
「ひどいことした」って主人公連呼してるけど
してねえじゃん
なんで小説家?のハゲも
「それで何も感じない奴だったら口も聞きたくない」とか
言ってんの?
こいつらみんなLINEで既読無視されたら自殺するくらいの
豆腐メンタルなのか?

そして登場人物がみんな馬鹿
相手が言ったことを嘘にする能力を持つ
サイコパス女子高生の能力を皆知ってるのに
まんまとその能力で自分のスタンド能力を取られる
木刀のチンピラ
いやこいつと会話しないで黙って戦えば勝てるんじゃねえの?
黙って戦ったらこいつなんも能力使えないじゃん

騎士王みたいなランサーがガイジ
嘘つきだと周知されてるサイコパス女子高生との会話で
「嘘つかないでね」
「わかった嘘つかない」
魔法少女を殺したの誰?」
「メテオラです」
「メテオラ殺してくるわ」
というやりとりしててこいつ本当に頭悪すぎだろ
こんなんオレオレ詐欺に引っかかる老人以下だろ

ロボットに乗ってる少年は序盤に登場したものの
最終決戦まで一切敵と戦ってない
序盤はなんかモビルスーツみたいなのがでかすぎて
街を破壊しちゃうから待機してろって言われて
傍観してるだけ
中盤で戦いに参加しようとするも
敵の銀髪に出された自分のコピーに足止めされて
それだけ

このアニメ全体的に言えることだけど
話すシーンが長すぎて緊迫感がない
12話から16話くらいまで場所を変えつつ
ひたすら最終決戦の作戦を話し合ったり説明したり演説したり
「がんばろうね…!」って円陣組んで励まし合ったりしてるだけ
それを何度も繰り返すからtwitter見たり
ごはん食べながら片手間で見た
シャアとの決戦前にブライトさんが
「すまんがみんなの命をくれ…」って話してるのとは
わけがちがうんやぞ
アストナージがみんなに「これが終わったらサラダ一緒に食べようね」って
話してるような糞どうでもいいシーンを
延々と見せ続けられる感じ

最終決戦までの尺稼ぎなのかなんなのかしらないけど
どうでもいい人が突っ立って意味の特にない会話してるだけの
シーンが本当に多い
無駄に主人公陣営が
励まし合ったり話し合ったりしてるのを描写する時間あったなら
銀髪の今までの寂しさとか憎しみを見せる時間あったでしょ
銀髪をもっと悲劇のヒロインにできたでしょ
こんなんロールパンナおねえちゃんのほうが
悲劇のヒロインとしての魅力あるわ

設定も演出も作画も悪くない
なのにいまいち最終決戦まで盛り上がらない
言うなればルーの少なすぎるカレー
チャーシューが1枚しか入ってないチャーシュー麺
極上の牛肉のステーキを
生焼けで出されちゃったみたいな感じがした

主人公のいる意味がなさすぎて
こいつ主人公じゃなかったのかなと途中で思い始めるレベル
異世界から来た人たちと恋するわけでもない
協力しようにもただの生身の人間で何もできない
銀髪の作者を知ってた重要人物でありながら
それをみんなに言えないでうじうじしてて
その間に有能なモブキャラが自力で作者を見つけ出す始末
とにかくずーっとうじうじしたり悩んだりしてて
結局悩みを振り切れてもただの人間だから何もできない
見てて何度も主人公が松岡修造だったらなぁって思った
これ主人公いる意味あったのかな

このアニメのテーマがわからない
創造主と非創造主の邂逅を描きたいのか
人類vs人類に対する脅威なのか
クリエイターの情熱や楽しさを描きたいのか
主人公の苦悩を描きたいのか(そもそも主人公がこいつなのかは不明だが)
悲しみから生まれた軍服の姫君の悲劇を描きたいのか
群像劇にしたいのか(その点ひとりひとりに魅力がなさすぎる)
この話は誰の物語なのかがわからない

10のことを説明するのに10話している
10の思いを伝えるのに10伝えてる
テンポが悪い
銀髪と自殺したメガネも
線路に飛び込みながらめっちゃ長く話してる
時を止めながら1秒でめっちゃしゃべってるDIOみたい
その後もずっとしゃべってる
思いを伝えるシーンでは確かに感動的な言葉を綴るのは
大事だと思いますよ
でも毎話それだと聞いてて話聞く気がなくなる
まさに中身の大してない話を集会の度にする校長先生ですよ
「どうしても伝えたいこの想い…!」みたいな制作側の
心配のようなオナニーのような姿勢が感じられて
やっぱつれぇわ

シロッコが最終決戦でZガンダムから声が聞こえて
「女の声……?」って言うシーンあったじゃん
あれが
「本来搭乗しているはずのカミーユではないたくさんの女性の声が
ミノフスキー粒子のせいで通信できないはずのこの機体に聞こえる…?
いや私の耳から聞こえているのではないのか…?」
だったらうざいでしょ
このアニメずっとこんな感じで話してるからまじでうざいよ

誰に焦点をあてたいのかわからない
どうでもいいキャラに焦点をあてて無駄に語らせる
何を描きたいのか何を伝えたいのかわからない
誰が主人公なのかわからない
キャラに魅力がない
鬼才をもったカリスマがいない
ギャグを取り入れたいのかシリアスでいきたいのかもわからん
中途半端でないところがあるとすれば
終始一貫としてすべてを中途半端にしたところ

主人公ってのはみんな「鬼才」があるから主人公なんだよ
実際このアニメの劇中でも言ってましたよね
「主人公だから強いんじゃない、強く生きようとするから主人公なんだよ」みたいな
よく覚えてねーけど
制作陣はこの発想があったにも関わらず
なんで主人公として不十分な奴を主人公に設定したのかがまじでわからん

主人公が周りと比べて非力なのは別にいい
それでも何か感情移入できるだけの過去とか
信念みたいなのがあるでしょ
コードギアスルルーシュオーバーロードのアインズ
このすばのカスマ、中二病でも恋がしたいルルーシュ
Fateのシロー
みんな過去があって視聴者はそれをわかってるから感情移入できるのに
このアニメの主人公の過去は回想で語られるだけで
しかも自分に責任はないのになぜかトラウマになってて
いやそこをそういう設定にしたいならもっと過去を描写すればいいじゃん
仲間同士で温泉なんて行ってるどうでもいいシーン映してないで
もっと主人公なりラスボスなり掘り下げようよ

自分には力は無くてもシローみたいに
アルトリアを精神的に救ってあげたいっていう信念を持って
それをやり遂げたように
いくらでも主人公を主人公たらしめることはできるはずなんですよ
でもいざ主人公がしたことを振り返ってみると

メガネを死に追いやった→主人公のせいじゃない
異世界からきた人をかくまった→そいつらはすぐに他のイラストレーターの家に住むことに
軍服の正体がわかった→みんなに伝える前にみんなが先に正体を知っていた
死んだメガネ(1回しか会ったことない)をなぜかすごいリアルにキャラクターとして作ってラスボスを倒した

こんなんじゃ誰も納得できないですよ
あと登場人物多すぎて名前が覚えられなかった
主人公とラスボスの名前さえ覚えられなかった