フィギュアスケート五輪はアメリカとロシアの代理戦争

 

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だからこのブログはアホなのだ。

冷戦が終わってからもアメリカとロシアは世界の覇権を巡って争っていた

しかし武力を行使して国民の命を散らす戦争は避けたいと考えた
そこでそれぞれの国が代表を出しどっちが強いか決めようぜという
いわゆるガンダムファイト方式がとられた

長野五輪ではロシアのイリヤ・クーリックが金メダルを取り
フィギュアスケートといえばロシア」と言わんばかりに世界に力を見せつけた

ソルトレーク五輪ではロシアのヤグディンが金メダル
同じくロシア選手であるプルシェンコとの頂上決戦に世界が注目
開催国はアメリカだがアメリカの選手は蚊帳の外だった
悟空と魔神ブウが戦ってるのを傍らで見るベジータ
この時のティモシー・ゲーブルアメリカ代表)
ヤグディンおまえがナンバーワンだ
ちなみにヤグディンはこの五輪を機に引退
見事「プルシェンコを倒した男」という名声と共に勝ち逃げに成功する

プルシェンコは故障を繰り返し体がボロボロになっていたため
体の一部を義体
整備と調整のためトリノ五輪まで表舞台に出てこなかった

トリノ五輪ではプルシェンコが独走1位
まさにフィギュアスケート界のディープインパクト
日本はイチローを生んだがロシアはプルシェンコを生んだのである
一方、権利団体に悩まされているアメリカはLGBTに考慮し
カマホモを代表に選出するも全然惜しくない感じに2位に終わる
プルシェンコ
「(自分はずっと休んでたのに)4年間練習してきた選手たちに勝ててうれしい」
と他の選手を煽る
これにアメリカは顔を真っ赤にして奥の手を使う決心をする

バンクーバー五輪前に国際スケート連盟はルールを変更
まぁこれは毎度のことだが
五輪開催一週間前にジョゼフ・インマンというスケート連盟幹部ジャッジのひとりであり
ルール改正にも関わったアメリカ人が
一斉に知り合いのジャッジたちにあるメールを送る
プルシェンコトランジション(要素と要素の間の動き)ってしょぼいよね。
本人もインタビューで、『4回転を跳ぶとトランジションに気を使う余裕がない』って
言ってたし。おもしろくね?」

そしてこのジョゼフ・インマンはアメリカ代表のエヴァン・ライサチェクを始め
多くのアメリカ選手のプログラムを作っているコーチと友人である


バンクーバー五輪当日
完全におっさんと化し、そしてサイボーグにもなりかけとなったプルシェンコ
ショートプログラム・フリープログラムの両方で4回転トウループ3回転トウループ
コンビネーションジャンプを成功させた

これはバンクーバー五輪の男子シングルすべての選手が跳んだジャンプの中で
最も難易度の高いジャンプ

一方アメリカ代表のエヴァン・ライサチェクは4回転をショート・フリーともに
1度も跳ばなかった

その結果エヴァン・ライサチェクが優勝した(意味不明)

あ…ありのまま当時起こったことを話すぜ!
プルシェンコが4回転を跳んで優勝したと思ったら
いつのまにかライサチェクのポイントの方が高くなっていた

な…何を言っているのかわからねーと思うが俺も何がおきたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった… 賄賂だとか疑惑の判定だとか
そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

ちなみに当日試合を見てた俺は
今まで感じたことのない怒りのあまりに寝られなかった
そもそもライサチェク本人は恥ずかしいとか思わないの?

ソチ五輪では試合前のウォーミングアップ時間中にジャンプの衝撃で義体が故障し
即刻回収され棄権となった
こうしたいざこざの中、将棋界の王を父に持つ男がフィギュアスケート界の王となった

こうしてロシアは最大の武器を失い
アメリカもやっと一矢報いて面目が立った(笑)ので
世界に平和が訪れたのでした。
めでたしめでたし。


参考
http://number.bunshun.jp/articles/-/13503
https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2010/news/highlight/news/20100219-OYT1T00018.htm?from=yoltop